9月, 2023年
神奈川県薬剤師会主催の研修会に参加してきました。
9月10日日曜日に横浜市で開催された研修会で、助産師さんと高校の養護の先生の講演を聞いてきました。
助産師さんの講演では、妊娠SOSかながわという活動についてと、実際の相談内容、薬局に来る女性の悩みについて教えていただきました。
妊娠SOSかながわでは経験豊富な助産師さんが、電話では月水金の16時~21時、LINEでは毎日相談を受けつけているそうです。若い妊婦さんや家族の予期しない妊娠や、出産に関する悩みについて支援してくれるそうです。
「妊娠SOSかながわ」で検索をするとチラシがみられるということでした。当局でも案内のポップを設置しています。
今年は薬局でも妊娠について大きな変化がありました。今まで緊急避妊薬は、対面かオンラインで病院の先生の診断を受けてから、処方箋に基づいて研修を受けた薬剤師がお薬をお渡ししていましたが、2023年夏(9/20現在では何も通知は来ていません(´;ω;`))に一定の条件を満たす薬局で、医師の診察なしで、研修を受けた薬剤師が直接販売する試験を行うと厚生労働省から発表されました。当局はまだ調剤の実績がないので、今回の調査には参加できませんが、事前の調査で9割の賛成意見があったということで、薬局への期待を感じています。海外では90の国や地域で実際に市販されているということで、日本は遅れてしまっている状況です。悪用、乱用の恐れがあるため、簡単に購入できることは、いいことだけではないので、実際にどこの薬局でも購入できるようになるにはかなりの時間がかかると思います。
現在、緊急避妊薬の処方を受け付けることのできる薬局のリストが公表されています。日本薬剤師会のオンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤についてというページから検索することができます。
当局では緊急避妊薬の販売はできませんが、10月から妊娠検査薬の取り扱いを始めます。女性薬剤師の対応が可能ですので、ご相談ください。
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