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オンライン診療に係る緊急避妊薬調剤応需薬局
「緊急避妊薬」を知っていますか?
緊急避妊薬は、アフターピル、緊急避妊ピルともいいます。妊娠の可能性がある性行為や性被害などのさまざまな要因で、望まない妊娠の可能性がある場合などに行う避妊法です。産婦人科・婦人科を受診し、72時間(3日)以内にお薬を服用することで、高い確率で妊娠を避けることが期待できます。性交からできるだけ早く服用することが効果的で、主に排卵を遅らせるなどの作用により緊急的に妊娠の成立を防ぎます。
厚生労働省が示す「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づき、一定の研修を修了した薬剤師が在籍する薬局では、オンライン診療により発行された処方箋に基づき、緊急避妊薬の調剤を応需できます。
先日当薬局薬剤師も、研修を受けて参りました。女性の薬剤師の対応も可能ですので、もしもの時はご相談ください。
マイナンバーカードの健康保険証利用
もう試されましたか?
医療機関や薬局を利用する際に、
マイナンバーカードを健康保険証として使えるようになりました(以下、マイナ保険証)。
マイナ保険証を利用することで、現行の健康保険証に比べ、
さまざまなメリットを感じられると思います。
既に9割以上の医療機関や薬局がマイナンバーカードでの受付に対応しており、
対応施設ではマイナンバーカードを持っていくだけで利用することができます。
まだ使ったことのない方は、マイナンバーカードを健康保険証として、ぜひ使ってみてください!
もしまだ使ったことがない方は、是非当薬局で使用してみてください。使い方の手順を丁寧にお教えします!
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2024(令和6)年12月2日以降、現行の健康保険証の新規発行は終了し、同時点でお手元にある有効な保険証は、その時点から最長1年間(※)使用することができます。
いよいよ始まります
2024年7月の当局のホームページに掲載いたしました、選定療養が10月1日から開始になります。
後発医薬品は先発医薬品と有効成分が同じで、同じように使用して頂ける薬ですが、先発医薬品を処方・調剤する医療上の必要性を医師が認める場合は特別料金は必要ありません。
医療上の必要があると認められる場合とは
*長期収載品と後発医薬品で薬事上承認された効能・効果に差異がある場合であって、その 患者の疾病の治療の為に必要な場合。
*後発医薬品を使用した際に、副作用があったり、先発医薬品との間で治療効果に差異があったと判断する場合であり、安全上の観点から必要な場合
*学会が作成しているガイドラインにおいて、長期収載品を使用している患者について後発医薬品へ切り替えないことが推奨されている場合
*後発医薬品の剤形では飲みにくい、吸湿性により一包化できないなどの場合(単に剤形の好みという理由は認められません。この場合の判断は薬剤師が行うこともできます)
この他、流通の問題などにより、医療機関や薬局に後発医薬品の在庫がない場合には、「特別の料金」を徴収する必要はありません。
*公費負担の医療制度の助成を受けている方、生活保護を受給されている方が、単にその好みから先発品を希望されても、後発品を調剤することになり、特別料金は発生しません。
詳しくは、薬局の薬剤師にご相談下さい。
マイナンバーカードの健康保険証利用
2021年10月20日から医療機関や薬局で健康保険証として、マイナンバーカードを利用することができるようになりました。
当薬局の受付にある専用機器に、マイナンバーカードを置き、顔認証を行うことで利用ができます。
今回はそのメリットについてご説明いたします。
②薬局のチェックがスムーズに
1回使い始めてみると意外にも操作は簡単です。今のうちにマイナンバーカードの健康保険証利用を試してみてはいかがでしょうか?
医薬品の選定療養
2024年10月1日から、医療上の必要性がないにもかかわらず、患者さんが「後発医薬品でなく先発品(長期収載品)を使いたい」と希望した場合には、両者の差額の4分の1を患者自身が負担する仕組み(選定療養)が導入されます。この選定療養の対象となる長期収載品は、「後発品のある先発医薬品(いわゆる「準先発品」)を含む)であって、当該長期収載品の薬価が、最も高い後発品の薬価を超えているもの」とされています。
何のことか少し分かりにくいかもしれませんが、10月以降先発医薬品を使用していると薬局での自己負担額が増える可能性があるということです。もしご自身の薬が先発品なのか後発品なのか分からない方や先発品を使っているけど、どのくらい自己負担額が上がるのか気になる方は薬剤師に聞いてください。計算がなかなか複雑なので少しお時間を頂くかもしれませんが、概算は可能です。
繰り返し使用できる処方せん【リフィル処方せん】
2022年から開始されたリフィル処方せんというものをご存知でしょうか。
先生の発行した1枚の処方せんで、最大3回まで薬局で薬を受け取ることができるというものです。(1回に受け取れる日数、使用回数は患者様の状態から医師の先生が指定します。)
※病状が安定している患者様にだけ発行でき、睡眠薬や発売間もない薬、麻薬、湿布などの処方日数に制限のある薬はリフィル処方せんにはできません。
一回目は通常の処方と同じで4日以内に薬局に持ってきていただき、2回目は1回目にお渡しした薬がなくなる日の前後7日の間にお返しした処方をもって来ていただきます。すべて同じ薬局で受け取る必要はありませんが、患者様の状態を確認して医師に報告するために、できるだけ毎回同じ薬局を利用していただくと助かります。
紙の処方せんでは、患者様に処方せんを保管していただく必要がありますが、最近使用が始まっている電子処方せんではマイナンバーカードがあれば紙の保管の必要がないのでお勧めです。(当局は2024年7月中には電子処方せんに対応できる見込みです。)
リフィル処方せんにするメリットとしては、先生の診察の間に薬剤師が健康状態や、しっかり薬を飲めているかを確認し、必要があれば途中で病院の受診を勧めたりすることができることです。病院で待つ時間がないけど、長期間同じ薬を飲むことが心配という方にお勧めです。ぜひ先生に相談してみてください。
わからないことがありましたら是非薬局で薬剤師にご相談ください。
“夢のやせ薬”の落とし穴
「運動や食事制限の必要なし」
「簡単にやせられる」
こうした“甘い”うたい文句を目にしたことはありませんか?
ある薬を使用することでやせられると宣伝する「GLP-1ダイエット」です。
処方は自由診療で行われ、オンライン診療の普及もあって急速に広がっています。
痩せられると聞くとすごく魅力的に聞こえるかもしれませんが、薬にはリスクがつきものです。このGLP-1にもリスクはあるようで、糖尿病に対するGLP-1受容体作動薬の使用が胆道疾患、膵炎、腸閉塞、胃不全麻痺など消化器系有害事象のリスクを高めることが報告されているようですが、減量目的での使用については安全性が確認されていません。減量目的でのGLP-1受容体作動薬使用による消化器系有害事象リスクを評価した研究者がいるようで、膵炎リスクが9倍に上昇するなどの結果を報告していました。腸閉塞のリスクも高まるようです。
薬にはリスクが付き物なので、よく医師や薬剤師と相談して治療を勧めていけると安全だと思います。
まだまだ続きそうです
当局でもそうですが、他の薬局でも「いつものお薬がなくて…」と説明を受けたことはありませんか?
いつまでこのような状況が続くのか?と思ったことはありませんか?問題が起きた当初は安定供給できるまで2~3年くらいと言われていました。
その2~3年はもう過ぎていますが、まだまだ現状は安定供給されない状況が続いています。薬局としては、何とか薬を切らせないように入荷を頑張っていますが、
製薬会社からは不定期な入荷が続いています。一つ改善されると次は他の薬が足りないという状況が日々繰り返されています。
何とかいつものお薬をお渡しできるように努めてまいりますが、このような状況が今も続いていることをご理解願います。
もし薬の変更などでご迷惑をおかけすることがあるかもしれませんが、不明点があれば納得できるまでご質問ください。
4月からお薬代が変わります
なぜか4月になるといつもの薬なのに、窓口での会計が変わっていることがありませんか?
実は医療用の薬には「薬価改定」というものがあり、毎年薬の価格が見直されています。
毎年4月から新しい薬の価格になるため、4月になると薬代が下がったり、上がったりすることがあるのです。
もし自分の薬の価格が知りたい方は、普段薬と一緒に渡している薬の説明書を見てみてください。1錠あたりの価格が書いてあります。
人によって自己負担割合が異なるので、その価格の1割、2割、3割が自己負担となります。
興味がある方は調べてみてください!!
4月から新型コロナウイルス治療薬の自己負担額が増えます(´;ω;`)
昨年末、一旦落ち着いた新型コロナウイルスの報告数ですが、年明けから急激に増加してしまいました。厚生労働省の発表によると、神奈川県は2月に入り少し落ち着いているように見えますが、小田原市の薬局薬剤師の目線ですと、かなり増えてしまっていると感じています。抗生剤やせき止め、抗炎症薬の品薄も続いており、感染後の対応も難しくなっています。当局も先生に類似薬への変更をお願いしたり、近隣の薬局さんや、卸売り業者さんの助けを借りながらなんとか対応していますが、今後の状況によっては調剤をお断りしないといけなくなるかもしれません。インフルエンザも右肩上がりに増加している状況で、かなり大変な状況になっています。
そんな中、ニュースで4月から新型コロナウイルスの公費負担が全廃になると報道されました。治療薬は1割負担3000円、2割6000円、3割9000円となっていましたが、今後は他の薬と同じように、薬の値段×負担割合となります。薬局で調剤できる内服の治療薬は現在3種類、ラゲブリオ(約9万円)、パキロビッドパック(約10万円)、ゾコーバ(約5万円)があります。薬のお金だけで3割負担の方は1万5千円~3万円くらいかかってしまうことになります・・・病院代や交通費、薬局での調剤料なども合わせると、4~5万円持って病院に行かないといけなくなってしまいます。
現在の9000円でも高額なので、重症化のリスクのある方にしか処方されていない状態ですが、今後処方されることはあるのでしょうか?処方されないと薬局で廃棄になってしまい、10万円の赤字(;’∀’)になってしまうので、大量に在庫することができず、緊急時の対応も困難です。記載の通り、せき止めや抗炎症薬も品薄のため、治療せずに重症化してしまったり、長引いてしまっても、対症療法すら困難です。
今後の政府の対応に期待したいところですが、まずは自分にできることから。予防が効果的なことはすでに皆さんわかっていると思います。もう一度気を引き締めて、換気やマスクの着用、人込みを避けるなどの対応で自分を守っていきましょう。
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